表題で文書のアクセントとイメージを作る
1.リブレオフィスライターには文字を使った装飾が簡単にできる機能があります。
社外文書を作成には用いることは少ないでしょうが、社内文書や個人の手紙やお知らせなどで、ちょっとしたアクセントを付けるには十分な機能を持っています。
さて、現在作成中の社内文書の「社内恒例お花見のご案内」の表題をこの「フォントワークギャラリー」を使って装飾します。
表題を挿入する位置は下記の赤い枠線内とします。
2.「ツールバー」の「フォントワークギャラリー」のアイコンをクリックします。
「フォントワークギャラリー」のアイコン
a.リブレオフィスをインストールしたままで、設定を変更していない場合は上記の様に画面の下部位置に「フォントワークギャラリー」が表示されているはずですが、もし、表示されていない場合は、以下の操作をしてください。
b.画面上部の「メニューバー」の「表示」をクリックします。
c.「表示」のプルダウンメニューの「ツールバー」にマウスカーソルを載せ、表示されたプルダウンメニューの「図形描画」をクリックすると画面下部に「図形描画ツールバー」が表示されます。
3.画面のほぼ中央に「フォントワークギャラリー」が表示されます。
4.今回は左端から2列目、上から4行目の「お気に入り14」を選択てダブルクリックします。
「お気に入り14」で選択した文字が書類の中央の位置に表示されます。
5.表示された「Fontwork」の文字を囲むように8つの点「ハンドルポイント」が表示されています。
この「ハンドルポイント」は現在選択されている物(オブジェクト)を拡大縮小変形させる場合に使います。
そのまま、「マウスカーソル」を「Fontwork」の文字の上に重ねます。
今度は十字矢印状の「移動ポインタ」に変化します。
移動ポインタ
6.マウスポインタを文字にのせたまま、つまり「移動ポインタ」の状態でマウスをダブルクリックします。
現在、「Fontwork」と入力されている部分に「社内恒例お花見のご案内」と入力します。
入力して、マウスカーソルを任意の場所(編集に影響を及ぼさない場所ならどこでも)でクリックします。
すると、入力した文字が反映されます。
7.次に、この表題の位置と形を整えます。
「社内恒例お花見のご案内」の文字上でクリックし、上記5の説明の様に「ハンドルポイント」を表示させます。
「マウスポインタ」(矢印状)を各ハンドルに近づけると形が変化します。
「中央上」「中央下」のポインタでは、
この形になり矢印の方向にポインタをドラッグして移動することにより、文字の上下の高さを調整することができます。
同じように、左右中央のハンドルに近づけると
「右側」では、
「左側」では、
この形にポインタの形状が変化します。
「右側」の
の場合は矢印の方向にドラッグすると左右の幅の拡大縮小ができます。
「左側」は「黄色のハンドル」であることに注意してください。
この形のポインタは文字の「弧の変化量」の大きさを調整できます。
このハンドルをドラッグし、少し動かすと下から「右側」と同じハンドルが出現し、
マウスポインタを重ねると左右の矢印に変わります。
これは、「右側」ハンドル同様、左右の幅の拡大縮小ができます。
8.上記の各「ハンドル」を利用して、大きさを調整した後、「移動ポインタ」で所定の場所に移動させます
9.この後の作業は
a.コピー配布を考慮して、文字はモノトーン(白黒)にします。
b.文字の「影」が濃すぎるので薄くします。
a.「フォントワークギャラリー」で修飾した文字の色を変更します。
文字を「右クリック」し、プルダウンメニューを表示させます。
表示されたプルダウンメニューの「表面」をクリックします。
表示されたダイアログウインドウから
b.続いて、ダイアログウインドウ上部の「影」のタグをクリックします。
「影」のタグの項目で、「色」の右側にある下矢印をクリックしてプルダウンメニューを表示させ、「灰色 20%」をクリックします。
ダイアログボックスの「OK」をクリックして、文字色と影の色を確定、反映させます。
10.「文字の縁取り」を操作します。
ハンドルが表示されいる状態で、サイドバーのプロパティの「線」に注目します。
「線」のプロパティーの形状の右側にある下矢印をクリックします。
これで「フォントワークギャラリー」の項目は終了です。
ちなみに「ツールバー」からの操作は、「書式」→「オブジェクト」でも操作できます。
また、「フォントワークギャラリー」の文字を選択した状態のとき、サイドバーのプロパティで、表面の色や文字の縁取りなど、一部が操作可能です。