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積み上げ面グラフを描く

積み上げ面グラフの描き方

総量と構成比の推移や項目の差を視覚によって把握しやすい「面グラフ」の中で、実際に各項目毎の総量を重ねて表示できるグラフです。

積み上げ面グラフを選択

「グラフウィザード」の「グラフの種類を選択」で④「積み上げ面グラフ」を選択します。
「グラフウィザード」の下端にある⑤「次へ」ボタンをクリックします。

データ範囲を選ぶ

「グラフウィザード」の「データ範囲を選ぶ」の項目では「グラフの種類の選択」の前に指定した「セル」の範囲を再度指定し直すことができます。
例えば本来はセルの集計項目である「月別合計」の「2016年度~2018年度」をグラフの描画に反映させない表示にしたい場合など「データ範囲」項目の右端にあるアイコンをクリックしてデータ範囲の再選択ができます。

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計算セルのグラフ化する範囲を再選択します。
再選択を実行すると即座に先ほどのグラフウイザードに戻ります。

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行内と列内データ系列の選択

「X軸」いわゆる「横軸」の系列を選択することにより、描画される内容が大きく変わります。「行内のデータ系列」を選択すると「横軸」が「時系列で全販売金額の営業部毎のシェア」を表示します。また、「列内のデータ系列」を選択すると「各営業部毎の年度別販売額の変化」が表示されます。

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詳細の設定は

グラフの基本の構成要素
グラフ編集モードとツールバー

をご参照ください。


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総量と構成比率の面グラフ

項目の総量と比率の把握をする面グラフ

面グラフは「層グラフ」と呼ばれる場合もあります。
複数の項目内の総量や構成比率の推移や差などを視覚によって把握しやすいグラフです。
積み上げ棒グラフでも同じように総量や構成比率の表現に使われますが、面グラフの方が項目の推移や差などの視覚的アピールには優れています。

面グラフの作り方

描画するデータの範囲を選択

①計算シートのセル上のデータをドラッグして「データ範囲」を選択します。

グラフの挿入

②「メニューバー」の「挿入」をクリックして、表示されたプルダウンメニューの「グラフ」をクリックする。
または、
「ツールバー」から「グラフ・アイコン」をクリックすることでも同様です。
(どちらもセルを選択したままであることが必要です。)

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グラフの種類の選択

「グラフウィザード」が表示されます。
③「グラフウィザード」の「グラフの種類の選択」から「面」をクリックします。

「グラフの種類の選択」で「面」グラフを選ぶと「面グラフ」のバリエーションである「標準」「積み上げ」「積み上げパーセント」のアイコンが表示されます。
④ここでは「標準」をクリックし、グラフィックウィザードの最下段にある⑤「次へ」をクリックし、そのほかのパラメーター(属性値)の設定のために「次へ」進みます。

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積み上げ面グラフの描き方

データ範囲を選ぶ

データ範囲の選択の後、「X軸」の項目を選びます。
ここでは近年の「年度」毎の各部署の売上を表示すると考えて、最初の「行」の項目を「X軸」に設定します。
⑥「行内のデータ系列」のラジオボタンをクリックします。
ちなみに、「X軸」を「各部署」毎の年度別売上を表示する場合は、「列内のデータ系列」を選択します。
設定を終了したら⑦「次へ」ボタンをクリックして次のパラメータの設定に進みます。

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個別データ系列のデータ範囲のカスタマイズ

ここでは選択した「データ系列」を「表示の順番」「データ範囲」「データの名称」などを「追加」「削除」で編集することができます。

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現在制作中のグラフでは最初の表計算セルの範囲に「月別合計」を含めましたが、「部署別の比較」とするため「月別合計」はグラフ中から削除します。

系列の削除

⑧「グラフウィザード」の「データ系列」のダイアログで「月別合計」を選択します。
⑨「削除」ボタンをクリックします。

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系列の表示順序の並べ替え

「広告営業部」と「営業企画推進部」はデータ数値が小さいため「営業一部」と「営業二部」の陰に隠れて見えていません。
そこで「データ系列」の順番を変更します。

「データ系列」のセレクトボックス内は上から画面前面に表示されていますので表示の順番を変更します。
⑩「データ系列」のセレクトボックスの「広告営業部」をクリックして選択します。
⑪⑫「上移動」ボタンをゆっくり2回クリックして、セレクトボックス内を上方向に移動させます。

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もう一度「営業企画推進部」を「営業一部」の上に移動します。
⑬「データ系列」セレクトボックス内の「営業企画推進部」をクリックして選択し、⑭⑮「上移動」ボタンをゆっくり2回クリックして「営業一部」の上に移動させます。
⑯グラフの位置関係や名称などを再確認し、「次へ」をクリックします。

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タイトル、凡例、およびグリッド線の設定の選択

最後のステップになりますが、「タイトル」「凡例」「軸の数値の単位」は必須事項。「X軸」「Y軸」の名称はわかりにくい場合はつけましょう。
⑰「完了」ボタンをクリックしてグラフの作成を終了させます。
必要であればグラフの位置を移動させてください。

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詳細の設定は

グラフの基本の構成要素
グラフ編集モードとツールバー

もご参照ください。


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項目の数や配置の自由度が高い横棒グラフ

レイアウトの自由度やデザインとの相性の良い棒グラフ

「横棒グラフ」は「量」や「数」の「大小」などを比較するときなど「縦棒グラフ」と同じような用途に使われます。
しかし、ビジネス文書を作成するうえで縦長の書類が多いので「項目の数が多い」場合や「項目の文字数が多い」場合には特に「横棒グラフ」多く使用されます。さらに「縦棒グラフ」では、時系列のグラフを作表する場合、左端から右端に順に年号が増加するように配置するイメージが一般的ですが、「横棒グラフ」は左右上下自由に設定できることも特徴の一つです。

横棒グラフの描き方

描画するデータのセル範囲を選択

①グラフ化するデータ範囲のセルを長方形になるようにマウスでドラッグします。

グラフの挿入

データ範囲のセルを選択したまま②「メニューバー」の「挿入」をクリックして「プルダウンメニュー」を表示させ、「プルダウンメニュー」の「グラフ」をクリックします。
または、「ツールバー」にある「グラフの挿入」アイコンをクリックします。

メニューバーの「挿入」をクリックしてプルダウンメニューを表示させます。
ツールバーの「グラフの挿入」アイコンをクリックします。

グラフの種類を選択する

「グラフウィザード」の 「グラフの種類を選択」 ダイアログが表示されます。基本のグラフタイプ10種類の中から、③「横棒」をクリックします。

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次にオプションタイプは「標準」・「積み上げ」・「積み上げパーセント」の3種類があります。今回は④「標準」を選択し、次の設定に進むためにグラフウィザードの最下段にある⑤「次へ」をクリックします。

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データ範囲を選ぶ

「データ範囲」の右端にあるアイコンをクリックすることにより、「グラフの種類を選択」の前に選択した「セル」の変更をすることができます。
しかし、今回は特に再設定する必要がありません。

次に「行内のデータ系列」または「列内のデータ系列」のどちらかを選択することになります。

「縦棒グラフ」「折れ線グラフ」など一般的なグラフは横軸が「項目軸」で縦軸が「数値軸」になりますが、 「横棒グラフ」は横軸が「数字軸」で縦軸が「項目軸」になることに注意が必要です。
「グラフ化する項目」を「行内のデータ系列」を選べば「年度」ごとの「四つの営業部」の営業金額が横棒グラフとして描かれ、「グラフ化する項目」に、⑥「列内のデータ系列」 を選択すると「四つの営業部」ごとの「年度別営業金額」がグラフとして描かれます。
今回は説明の都合上「列内のデータ系列」を選択し、項目軸を各「部署別」とし、「年度ごとの営業金額」のグラフを描く事とします。
設定が終了したら「次へ」をクリックします。

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個別データ系列のデータ範囲のカスタマイズ

ここでは「項目軸」に設定した「データ系列」の「表示の順番」・「データ範囲」「データ名称」などの「追加」や「削除」「変更」することが可能です。
例として、「各部署」の営業金額

詳細の設定は

グラフの基本の構成要素
グラフ編集モードとツールバー

をご参照ください。


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構成比や構成の変化がわかる積み上げパーセント縦棒グラフ

積み上げパーセント棒グラフの描き方

「積み上げパーセント縦棒グラフ」は横軸にする項目の「構成要素」・「構成比」や「構成率の変化」が判りやすくなるグラフです。
横軸に設定した項目は要素の合計値ではなく構成される要素の合計比率は常に100%であることに注意します。

積み上げパーセント縦棒グラフを選択

データの選択やセルの選択の仕方はここをクリック!
「グラフウィザード」の「グラフの種類」で④「積み上げパーセント」を選択します。
「グラフィックウィザード」の下端にある⑤「次へ」ボタンをクリックします。

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データ範囲を選ぶ

「グラフの挿入」を行う前にワークシートのセルの選択を行っていますが、「データ範囲」項目の右端のアイコンをクリックすることで、セルの再選択を行うこともできます。

「列内のデータ系列」と「行内のデータ系列」の選択

「X軸(横軸)」にするセルを選択します。これにより描画する内容が大きく変わります。「列内のデータ系列」を選ぶと各「営業部」を横軸にしたグラフが、「行内のデータ系列」にすると各「年度」を横軸にしたグラフになります。

通常はデフォルトで「列内のデータ系列」が選択されていますが、これ以降は⑥「行内のデータ系列」が選択された状態として進めていきます。
⑦「次へ」をクリックします。

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詳細の設定は

グラフの基本の構成要素
グラフ編集モードとツールバー

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合計と内訳を一度に表現できる積み上げ縦棒グラフ

積み上げ縦棒グラフの描き方

縦棒グラフは量の大小を棒の高さで分かりやすく表現しますが、積み上げ縦棒グラフは項目ごとの量の大小だけでなく、内訳も同時に表示できるグラフです。各項目の合計に対する内訳のスケール感も把握しやすい合理的なグラフです。

積み上げ縦棒グラフを選択

データの選択・セルの選択の仕方はここをクリック!
「グラフウィザード」の「グラフの種類を選択」で④「積み上げ」を選択します。
「グラフウィザード」の下端にある⑤「次へ」ボタンをクリックします。

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データ範囲を選ぶ

「グラフウィザード」は「データ範囲を選ぶ」の項目が表示されます。
「データ範囲」の項目では描画するデータの範囲の確認と「グラフの種類を選択」の前に指定した「セル」の「データ範囲」を再選択できます。(今回は再選択しません。)

「行内」と「列内」データ系列の選択

次にグラフの「X軸(横軸)」を決定する「データ系列の選択」がグラフの描画には重要になります。
「行内のデータ系列」はセルの「行」つまり「横方向」を、「列内の系列」はセルの「列」である「縦方向」を基準にグラフを描画する事です。「年度単位」のグラフなら「行内のデータ系列」を選択し、「各営業部別」のグラフなら「列内のデータ系列」を選択します。

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詳細の設定は
グラフの基本の構成要素
グラフ編集モードとツールバー

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量の大小を比べる縦棒グラフ

量の大小の比較は棒グラフ

「量」や「大きさの大小」を「時系列」に並べて「比較」する場合に使用されるグラフです。
棒の長さや高さを使って「量」の大小を表すことができ、特に複数の単独のデータ同士を比較する場合に説得力を持つグラフです。

縦棒グラフと横棒グラフ

「縦棒グラフ」と「横棒グラフ」の使い分けの主な理由はレイアウトです。 「縦棒グラフ」は「時系列のデータ」を扱う場合適しています。「項目の文字数が多い」場合や縦長の書類との相性、「項目を大きい順番に並べる」場合や「項目数が多い」場合などは特に選ばれます。

棒グラフの描き方

描画するデータの範囲を選択

①グラフ化するデータ範囲のセルを長方形になるようにマウスでドラッグします。

グラフの挿入

データ範囲のセルを選択したまま②「メニューバー」の「挿入」をクリックして「プルダウンメニュー」を表示させ、「プルダウンメニュー」の「グラフ」をクリックします。
または、「ツールバー」の「グラフの挿入」のアイコンをクリックします。

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ツールバーの「グラフの挿入」アイコンをクリックします。

グラフの種類を選択する

表示された「グラフウィザード」の③「グラフの種類を選択」の「縦棒」をクリックします。

グラフウィザードの「グラフの種類を選択」で「縦棒」を選択すると右側のペインに「標準」「積み上げ」「積み上げパーセント」のアイコンが表示されます。
④「標準」をクリックし、グラフウィザードの最下段にある⑤「次へ」をクリックし、そのほかのパラメーターの設定に進みます。

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データ範囲を選ぶ

「X軸(横軸)」の決定をします。
現在選択されている作表したセルの横方向である「行」か、セルの縦方向である「列」か、の決定です。
「列」を選べば「各営業部」毎に、「行」を選べば「各年度」毎のグラフが表示されます。
今回は「各営業部」毎の売上の表示をすることとして、⑥「列内のデータ系列」のラジオボタンをクリックします。
設定が終了したら⑦「次へ」をクリックします。

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個別データ系列のデータ範囲のカスタマイズ

ここでは選択した「データ系列」の「表示の順番」「データ範囲」「データの名称」などを「追加」「削除」あるいは「変更」することができます。

今回は特に設定する要素はないのでそのまま⑧「次へ」をクリックします。

タイトル、凡例、およびグリッド線の設定の選択

「タイトル」「サブタイトル」の名称入力を行います。また、「凡例」の位置設定を行うこともできます。凡例を設置する位置によってグラフが自動拡大縮小する場合もあります。凡例の位置やグラフの大きさも後程変更することもできます。さらに、「軸の数値の単位」は必須事項ですので「X軸」「Y軸」の名称とともに入力しておくと良いでしょう。
さて、これらの設定が終了して「グラフウィザード」の最下端の⑨「完了」ボタンをクリックしてひとまずグラフの作成は終了となります。

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グラフ編集モードとツールバー

項目軸や数値軸にするセルを選択し、グラフの種類を選択しで表示されたグラフは常に見やすいグラフになるとは限りません。
「グラフ編集ツールバー」のアイコンをクリックし、各パラメータ設定を変更して編集を行います。
ここでは大まかなグラフ編集に用いられるアイコンの説明と設定可能な項目を表示します。

グラフ編集モードへの移行

グラフ編集モードへの移行の仕方は以下の通りです。

グラフの書式設定(グラフ編集)ツールバー

①グラフの種類

「グラフの種類」アイコンをクリックすると以下のダイアログが表示されます。このダイアログ内のグラフの種類とバリエーションアイコンを選択することによって決定します。

なお、作成可能なグラフは以下の通りです。

②グラフの表面

概要

グラフ枠の塗色・グラフ面全体の塗色及び塗色の透過率の設定

「外枠」 グラフウィンドウ(表示枠)線の設定

「面」 グラフの描画面の塗色の設定

「透過性」 グラフ描画面の透過率の設定

③グラフの壁面

概要

グラフ描画面の枠の塗色・グラフ描画面の塗色及び透過率の設定

「外枠」 グラフ描画領域に枠線を設定

「面」 グラフ描画領域内の色などの設定

「透過性」 グラフ描画領域の透過率の設定

「グラフ描画領域」の面の透過率を設定します。

④3D表示

概要

①の「グラフの種類」で「3Dルック」を選択して立体化した場合に有効になります。
実行可能な場合のみ有効になります(アイコンがグレー表示の場合は実行不可能)

遠近

見せ方の設定ができます。
X軸・Y軸を回転させて見やすい角度に調整するのが目的です。
あまり大きな角度を入力すると調整が困難になります。

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表示

グラフに「影をつける」・「オブジェクトに枠をつける」・「角を丸くする」などの設定ができます。

照明

グラフを照らす光源の色や距離(強さ)・グラフを置いている「周辺光」の設定ができます。必要性がある場合調整してみてください。

⑤データ範囲

データ範囲はグラフに含めるデータのセルの範囲の設定・変更ができます。データ系列の再設定も可能です。

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各項目の並び順を変更したい場合は「データ範囲」ダイアログの「データ系列」タグをクリックします。

⑥データテーブル

不明

⑦タイトル

タイトル・サブタイトル・X軸・Y軸の名称の設定ができます。

⑧凡例 オン/オフ

凡例の表示のオン・オフが設定できます。

⑨凡例

凡例の枠線の設定・表示面の塗色の設定・透過率の設定・フォントの設定・表示位置の設定などができます。

⑩水平グリッド線

水平グリッド線の表示
ツールバーのこのアイコンをクリックすることにより以下の表示状態になります。
1クリック:水平の目盛線を表示(初期状態)
2クリック:水平の補助目盛線を表示します。
3クリック:押されていない状態 水平目盛線・補助目盛線を消去する。

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⑪垂直グリッド線

垂直グリッド線の表示
ツールバーのこのアイコンをクリックすることにより以下の表示状態になります。
初期設定  :垂直グリッド線 表示しない
1クリック:垂直グリッド線表示
2クリック:垂直グリッド補助線表示

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⑫X軸

X軸の設定・編集をするダイアログが開きます。
目盛
必要な場合、日付・その他テキストとして設定できます。
位置
他の軸と交差する位置を設定することができます。

線のスタイルや色、太さなどを設定することができます。
ラベル

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数の書式設定
フォントの設定
フォントの種類・修飾・体裁

⑬Y軸

Y軸の設定・編集をするダイアログが開きます。
目盛
最小値・最大値・主間隔・補助間隔数の設定ができます。
位置
軸の交差する位置・軸ラベルの位置・間隔マークの位置を設定することができます。

線のスタイル・色・太さを設定することができます。
ラベル
ラベルの表示の仕方を設定することができます。

数のカテゴリー・形式を設定することができます。
フォント
フォント種類・フォントの修飾・体裁を設定することができます。
フォントの効果
フォントの色・文字の修飾・表示効果を設定できます。

⑭Z軸

Z軸が存在する場合のみ選択可能になります。


ラベル
フォント
フォントの効果



⑮すべての軸

X/Y/Z軸の同時設定

ラベル
フォント
フォントの効果
フォント種類・修飾・体裁の設定が可能です。


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グラフの基本の構成要素

最近では正しく書かれているグラフが少なく、デザインをあまりにも優先するグラフや一部分を不当に強調するために不正確なグラフが増えていると感じます。本来グラフは数値を用いて冷静に判断するための物です。少なくとも以下の構成は必要になります。

①タイトル


グラフのタイトルは「分かり易いくできるだけ簡易」な名称で表記します。
必要に応じて「サブタイトル」などで年・期間・場所などの情報も明記します。

統計グラフタイトルの編集は以下の要領で行います。
1.グラフ編集モードにします。(「グラフ編集モード」でない場合はグラフ枠内をダブルクリックして「グラフ編集モード」にします。)

2.(1)「グラフ編集ツールバー」の「タイトルアイコン」をクリックします。

(2)または、「メニューバー」から「挿入」をクリックして表示されるプルダウンメニューの「タイトル」をクリックします。

3.「タイトル」ダイアログが表示され、編集可能になります。編集後に「OK」ボタンをクリックしてグラフに反映させます。

②Y軸・縦の基線または数値軸

細い線ではなくしっかりと見える線で描画すること。必ず最大の数値よりも大きく(長く)引きます。

1.グラフ編集モードにします。(「グラフ編集モード」でない場合はグラフ枠内をダブルクリックして「グラフ編集モード」にします。)

2.(1)「ツールバー」の「Y軸」アイコンをクリックします。

(2)または、「メニューバー」の「書式」をクリックして表示される「プルダウンメニュー」の「軸」メニュー上をマウスオーバー(項目名の上をマウスで触れる)で表示される「Y軸」をクリックします。

3.「Y軸」の(プロパティー)ダイアログが表示されたので、上部にあるタグの中から「線」をクリックして、「Y軸・数値軸」の設定の変更が可能になります。
「Y軸・数値軸」の色や幅の設定はこのタグで行います。

③Y軸・縦の目盛

最下部の基点は必ず「0」とし、等間隔で数値を表示し、目盛や数値はグラフの外側に表記します。
「Y軸・縦の目盛」の編集も「②Y軸・縦の基線または数値軸」と同様に「Y軸」のダイアログで行います。

「目盛」の設定は「目盛」タグをクリックして行います。
目盛の最小値や最大値は通常は「自動設定」されます。しかし、グラフ作成の目的や数値の差異が多すぎたり、逆に小さすぎる場合は手動で設定します。
また、目盛の間隔も設定できます。

④Y軸・縦の単位

目盛の数値の単位は必ず表記します。また、必要であれば「何の数値」なのかを軸のタイトルとして表記する必要があります。具体的には「販売個数」なのか「販売金額」なのか、ということがタイトルで記入できない場合や表現が判りにくい場合は、Y軸名として表記します。

Y軸・縦の単位の設定と変更は「①タイトル」の記入と同じダイアログで行います。
1.グラフ編集モードにします。(「グラフ編集モード」でない場合はグラフ枠内をダブルクリックして「グラフ編集モード」にします。)
2.(1)「グラフ編集ツールバー」の「タイトルアイコン」をクリックします。

(2)または、「メニューバー」から「挿入」をクリックして表示されるプルダウンメニューの「タイトル」をクリックします。


3.「軸」ダイアログの「Y軸」の項目に「単位」または、「軸名」を入力します。
編集を確定して、グラフの反映させる場合は「OK」ボタンをクリックします。

⑤X軸・横の基線または項目軸

基本的に項目の並べ方に規則はありませんが、しっかりと分かり易い実線を引き、一見で理解しやすい順番で並べることが基本です。
例えば、各項目を時系列で並べる場合、通常左側から並べます。

1.グラフ編集モードにします。(「グラフ編集モード」でない場合はグラフ枠内をダブルクリックして「グラフ編集モード」にします。)

2.(1)「ツールバー」の「X軸」アイコンをクリックします。

(2)もしくは、「メニューバー」の「書式」をクリックして表示される「プルダウンメニュー」の項目「軸」をマウスオーバー(項目名の上をマウスで触れる)して表示された「X軸」をクリックします。

3.「X軸」のダイアログが表示されたら、上部の「線」の宅をクリックすると、「X軸」の「スタイル」「色」「幅」や「透明率」が設定できます。
設定を実際のグラフに反映させる場合はダイアログの「OK」をクリックします。

⑥項目名

項目名が多い場合や項目名が長い場合は、レイアウトに注意する必要があります。並べきれない場合が多くあるからです。項目数が多い場合はレイアウトを横にしたり、項目名が長い場合は上下互い違いするなど見やすいグラフにするために工夫が必要になります。

上記と同じ「X軸」のダイアログの「ラベル」タグをクリックします。ここでは主に「項目名(ラベル)」の配置・体裁・文字の方向(文字列の角度)など並べ方に関する設定をすることができます。

⑦脚注

グラフの信憑性を表示するのが脚注です。
「出典」「参考」や「データの作成元」などを記入します。
そのほかにも図版の番号や名称として記入する場合もあります。

脚注の表示はlibreofficeでは「タイトル」を利用して「X軸のタイトル」や「サブタイトル」利用して作成するか、テキストボックスを利用して作成します。
1.グラフ編集モードにします。(「グラフ編集モード」でない場合はグラフ枠内をダブルクリックして「グラフ編集モード」にします。)
2.(1)「グラフ編集ツールバー」の「タイトルアイコン」をクリックします。


(2)または、「メニューバー」から「挿入」をクリックして表示されるプルダウンメニューの「タイトル」をクリックします。

3.「脚注」は「タイトル」のダイアログの「サブタイトル」や「X軸」・「Y軸」のタイトルを利用して記入します。
また、「テキストボックス」を利用して作成することもできます。

Ⓐ基点

Ⓐ基点

基点は必ず縦軸(Y軸)と横軸(X軸)を交差させることが必要です。
また、基点におけるY軸の数値が0(ゼロ・零)であることに意味があります。0以外の数値で交差させる場合はその数値を明示的に表示する必要があります。

ⓑ目盛線・補助目盛線

目盛線はグラフの数値を読みやすくするためにY軸の数値から引き設定します。同様に、目盛線と目盛線の間に描画する線を補助目盛線と呼びます。X軸(項目軸)でも特に項目名が多くなると数値が把握しにくなるのを防ぐ場合に表示します。

表示と非表示は「水平グリッド」アイコンのクリック

目盛線と補助目盛線の表示・非表示

1.グラフ編集モードにします。(「グラフ編集モード」でない場合はグラフ枠内をダブルクリックして「グラフ編集モード」にします。)

2.「ツールバー」の「水平グリッド」アイコンをクリックします。
この「水平グリッド」アイコンをクリックすることによって、「表示と非表示」が次のように変更されます。

クリックしていない状態 目盛線・補助目盛線は非表示
1クリック       目盛線表示
さらに1クリック    補助目盛線表示


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統計グラフ作成の流儀

データをグラフ化することは、データの推移や構成比率、全体の俯瞰や共有など効果的な表現ができるうえ、傾向の把握や分析などの説得力の手助けになります。しかし、正しい表現のグラフを描かないと、グラフが何を表しているのかさえ不明になり、データや表現の改竄を疑われるような事態になります。

グラフ作成の基本

グラフを作成することに難しい操作はありません。
基本操作は、下記の3つです。

一番分かり易い棒グラフを題材に実際のグラフの作成の仕方を見てみましょう。

①行・列を意識して項目と数値を入力

グラフの作成で少々悩んでしまうのがセルの数値入力の仕方でしょう。一番スタンダードな入力方法は最も左側の列を項目名の列として右のセルにデータを入力します。
同様に左側の列に項目名として支店名を入力し、横軸(またはX軸)の項目とします。そして、その横のセルに各支店の年度別の売上の数値を100万円単位で入力します。
なお、グラフ作成の参考のため単年(2015年)の入力と複数年の設定の場合の例も掲載しますので、参考にしてください。

単年の場合

複数年の場合

②項目・数値を選択する

グラフ化する項目と数値をドラッグして選択します。
項目は横軸、数値は縦軸をイメージします。
この場合、項目と数値の選択したものが長方形状になることに注意してください。長方形状にならない場合は項目と数値の個数が合わない状態です。また、ここでは集計項目(年別合計)は選択しません。

単年(単一列)の選択の場合

複数年(複数列)の選択の場合

左端の列を項目名列として複数年(複数列)をグラフ化する場合はグラフの作成範囲をドラッグして選択します。

離れた列を選択する場合

離れた列を選択する場合、「Ctrl」キーを押しながらドラッグするともう一方の列も選択することが可能です。

③メニュー「挿入」から「グラフ」を選択

選択している「項目と数値」をグラフ化します。
グラフ化したい「行・列」を選択した状態のまま、メニューバーの「挿入」をクリックし、表示されたプルダウンメニューの「グラフ」をクリックします。

ここで任意のグラフの種類や表示方法を選択・設定して「グラフウィザード」のダイアログの最下部の「Finish」または「終了」をマウスでクリックしてダイアログを閉じます。
詳細な設定や属性の変更は後でもできますので、ここではこのままダイアログを閉じます。

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作成されるグラフと「グラフ編集モード」

「グラフウィザード」を閉じた直後は「グラフ編集モード」になっていることにご注意ください。
「グラフ編集モード」の場合、ツールバーに「グラフ編集ツールバー」が表示されます。

単年選択の場合

複数年選択の場合

離れた列を選択した場合

「グラフ編集モード」と「通常モード」

描画されたグラフの編集や設定の変更を行うことができる「グラフ編集モード」とセルの入力やそのほかの作業ができる「通常モード」があります。
この2つのモードの切換えの方法は
「グラフ編集モード」から「通常モード」に変更する場合は、描画されたグラフ枠以外の場所をクリックします。
「通常モード」から「グラフ編集モード」に遷移するにはグラフ枠内をダブルクリックします。

グラフの様々な変更やオプションの設定、プロパティの変更はグラフの「グラフ編集モード」で行います。
なお、「グラフ編集モード」から「通常モード」の戻る場合は任意のセル(編集と関係がないセル)をクリックします。


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用紙サイズの設定と変更

入力前に用紙サイズの設定を

用紙サイズの設定は「入力前」でも「入力中」でも「入力後」でも設定や変更することは可能です。
しかし、「入力前」に用紙を設定することにより文書量や大まかな全体の書式、レイアウトの想定など色々な心構えともいえるような構想が考えられるので特に初心者の方には効率的です。
なお、入力、書式設定を終わってから用紙サイズを変更することにより、レイアウトが変わってしまうことがありますのでご注意ください。

用紙の設定は「ページスタイル」から

用紙サイズの設定は
①「メニューバー」の「書式」をクリックし、表示されたプルダウンメニューの「Page Style」をクリックします。Lible officeのバージョンによっては「ページ」という表記になっているものもあります。

バージョンによっては「ページ」と表示されるものもあります。

ページスタイルダイアログを開く

表示された「ページスタイルダイアログ」の上部
③「ページ」タグをクリックします。

ページスタイルダイアログの「ページ」タグ 解説

用紙サイズ一覧から選ぶ

④「用紙サイズ」項目の「サイズ名」ボックス右の「下矢印」をクリックしてプルダウンメニューを表示させます。

⑤「用紙サイズ」項目の「サイズ名」のプルダウンメニューから「任意の用紙サイズ」(お使いになりたい用紙サイズ)をクリックします。
ちなみに日本で使われるB型サイズ、例えば「B5」サイズは「B5(JIS)」を選択してください。

⑥「印刷の向き」(用紙の向き)と「余白」サイズを確認し、「ページスタイルダイアログ」の最下段にある「OK」をクリックすると、このダイアログが閉じて設定が反映されます。

上で用紙の設定は終了です。

サイドバーからの設定もできます

画面の右側に常時表示されているサイドバーから設定をすることもできます。
用紙サイズが指定されていない場合など、レイアウトを考慮しながら文書を作成するときに便利です。

①サイドバーの右端にある「ページ」アイコンをクリックします。

サイドバーの表示が「ページ」と表記が変わり、「用紙サイズ」の設定や変更が可能になります。

②「書式」の「サイズ」項目の右端の「下矢印」をクリックして「プルダウンメニュー」を表示させます。

③プルダウンメニューから「任意のサイズ」(設定したい用紙サイズ)を選択してクリックします。
なお、日本で使われるB型サイズ、例えば「B5」サイズは「B5(JIS)」を選択してください。

以上の操作で即時に用紙サイズが「設定」または「変更」されます。


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赤い波線の表示を消す

英単語やアルファベットの下に赤い波線が表示される場合があります。これは、英単語のスペルチェックが動作し、スペルの間違いの注意を促す場合に表示されます。
もちろん印刷には影響しませんが、気になる場合の表示の消し方を調べました。

印刷に影響がなくても気になる赤い波線

該当する箇所だけ赤い波線を消す

前述のように赤い波線は英単語(初期設定)や多言語(任意設定)のスペルチェックの結果なので、多様な言語を使用する場合はスペルチェックの機能を残しておきたいと考える場合があります。(残念ながら日本語のスペルチェックは私が知る限り存在が確認されていません。)
そこで、この機能を残しつつ商品名など英単語と関係がない単語に表示される赤い波線を消す方法をご紹介します。

①赤い波線が表示されている単語を「右クリック」くして、プルダウンメニューを表示します。(コンテクストメニューの表示)
その際、単語全体が選択されていることにご注意ください。一部のみや、ほかの単語を含んでいる場合は正確に反映されない可能性があるからです。

②表示されたコンテクストメニューから「無視する」を左クリックします。

③任意の単語から赤い波線の表示が消えます。

赤い波線を表示させない設定

他国語は利用しない。または、スペルチェックをしない設定にすることもできます。
これは、オプション機能の設定からスペルチェック機能を停止する方法です。

①メインメニューの「ツール」をクリックします。
②表示されたプルダウンメニューの「自動スペルチェック」が「オン」の状態になっていますので、クリックして「オフ」にします。
これで「自動スペルチェック」は停止しますので、赤い波線はスペルが間違っていても表示されません。

③赤い波線は表示されなくなりました。
この状態で保存しておかないと次にファイルを開いたときに再度赤い波線が表示されます。

以上


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PDFで出力するには

印刷イメージの電子文書PDFの作成

リブレオフィスライターは特別な機能を利用するためのドライバーや他のアプリケーションもインストール不要で、印刷イメージをそのまま高度なPDFファイルとして出力することができます。これにより、リブレオフィスライターで作成したドキュメントはブラウザさえ持っていれば誰でも電子ファイルとして閲覧できます。 ここでは、リブレオフィスライターで作成したドキュメントをPDFファイルとして作成保存する方法をご紹介します。

①PDF化したい文書を読み込みます。

PDFにする文書を詠み込む

②「メニューバー」の「ファイル」をクリックして、プルダウンメニューを表示させます
③プルダウンメニューの「エクスポート」をクリックして、「エクスポート」ダイアログを表示させます。

「ファイル保存」ダイアログが表示されます。
しかし、通常は「EPUB文書」が選択されてしまうので、
④「ファイルの種類」の右端にある「下矢印」をクリックし、表示されたプルダウンメニューの⑤「PDF Potable Document File」を選択しクリックします。

リブレオフィスライターのファイルは「(ファイル名).odt」という「ファイル名」で作成されますが、「PDF」は電子ファイルとして作成されますので「(ファイル名).pdf」というファイル名称で別途(リブレオフィスライターのファイルと別種類として)作成されます。
もちろん、まったく別のファイル名で作成することもできますが、ここでは同様のファイル名で「ファイルの種類が違うもの」として作成します。

この「ファイルの種類」という区別はファイル名「.」の後についているアルファベット文字によって判別されます。
ちなみにこの 「.」 以下の名称を「ファイルの拡張子」または単に「拡張子」と呼ばれています。

「ファイル名」と「ファイルの種類」を確認し⑥の「保存」ボタンをクリックします。
(「保存」ボタンを押してダイアログを閉じた状態では実際にファイルは作成されていません。)

⑥「保存」ボタンをクリックすると「PDFオプション」ダイアログが表示されます。たくさんのオプションがありますがここでは一般的なオプション項目のみご案内します。

PDFオプションダイアログの設定

範囲

「範囲」オプションは現在開いている文書の「どのページ」をPDFのファイルに出力するかを決定するためのオプションです。
「すべて」
現在の文書のすべてのページをPDFに出力します。
「ページ」
PDFファイルとして出力するページを指定することができます。例えば、現在開いている文書が10ページあるものとした場合、1ページから5ページのみを出力するには右側の長方形のフィールドに半角英数字で「1-5」と入力します。
「-」は半角の「マイナス」を入力します。
また、1ページと3ページと6ページのような場合は
右側の長方形のフィールドに「1;3;6」のように半角の「セミコロン」を使用して入力します。
「選択」
現在表示している文書の「選択」された部分のみ出力されます。
ただし、①を実行する以前に予め選択を済ませておかなければなりません。

画像

このオプションは文書中に写真やグラフィックなど映像データが含まれる場合に有効になるオプションです。
PDFの中で画像データはファイル容量に大きく関係しているので画像データの解像度を下げることによってファイル容量が小さくなるメリットがあります。
「ロスレス圧縮」
「PDF」に画像データを収納する場合、現在のデータと全く同等のデータとして収納します。
「JPEG圧縮」
画像データを「JPEG」データとして圧縮して「PDF」に収納します。
「画像品質」
「JPEG」の圧縮率を「100%」にすれば解像度に関しては劣化はありません。
低圧縮率にすると画像データの解像度は低くなりますが、ファイル容量(サイズ)は小さくなります。
「画像解像度の品質を下げる」
出力する「PDF]ファイルを直接印刷する場合の解像度を指定します。通常の印刷やプリンターで出力する場合「300dpi~350dpi」程度が必要とされます。
あまり低解像度に設定すると印刷した場合画像の解像度が荒く見難くなりますがファイルサイズは小さくなります。

実際に「PDF」ファイルを出力

設定に問題がない場合は「PDFオプション」ダイアログの右下の「エクスポート」ボタンをクリックして実際に「PDF」ファイルを作成します。

「PDF」ファイルの検証

実際に出力した「PDF」ファイルを実際に表示してみましょう。「PDF」ファイルに対応したアプリケーションは沢山ありますが、代表的なものは「Acrobat Reader®(Adobe社)」をはじめ最近では多くの「Google Chrome」や「Microsoft Edge」などの「Webブラウザ」でも表示できます。


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ページ番号の書式やスタイルの設定

ページ番号の書式の設定

「ページ番号」の書式を変更する場合は、①「ヘッダー」または「フッター」の「ページ番号」の前方の領域を「ダブルクリックします。

「フィールドの編集」ダイアログが開きます。

「ページ番号」の「フィールドの編集」ダイアログ

②表示された「フィールドの編集」ダイアログの「書式」から任意の書式を選択し、③ダイアログの最下段にある「OK」をクリックして決定します。

反映結果の確認は必ず行ってください。


ご注意ください
選択した書式によっては「ページ番号」制限があり、同じ「ページ番号」を繰り返すものや、フォントが各人のPC環境に依存するので正確に表示されないもの、海外向け文書の特殊なものなどがありますので「ページ番号」の書式を変更した場合は各ページを確認することが必要です。

ページ番号のスタイルの設定

ページ番号のフォントとサイズの設定

「ページ番号」のフォントスタイル(字体)やサイズの変更は本文やタイトルと同じ手順で変更することができます。
①「ページ番号」をクリックして選択状態にします。

フォント(字体)の変更は「ツールバー」の「フォントメニュー」の②下矢印をクリックしてプルダウンメニューを表示させます。
③プルダウメニューの中から任意のフォントをクリックして決定します。

フォントの大きさに変更は同様に「ツールバー」の「フォントサイズメニュー」④下矢印をクリックして「フォントサイズメニュー」を表示させ、⑤任意のサイズを選択します。

左・中央・右 「揃え」の設定

「ページ番号」を設定すると「左揃え」で設定されますが、「ページ番号」も「中央揃え」・「右揃え」にすることができます。

このように「ページ番号」を設置すれば本文と同じようにスタイルを変更することができます。


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ページ番号の設定

ページ番号はヘッダーかフッターに付ける

ページ番号を設定するにはヘッダーまたはフッターに設定します。
ヘッダーは紙面の上余白と本文の間、フッターは下余白と本文の間です。

また、ページ番号はヘッダーもしくはフッターのどちらか、または両方に設定することができます。

ヘッダーとフッターの位置

文書にヘッダーを挿入する

ヘッダーを設定するには「メニューバー」の「挿入」をクリックして表示された「プルダウンメニュー」の「ヘッダーおよびフッター」・「ヘッダー」・「標準スタイル」とクリックします。

「メニューバー」の「挿入」からヘッダーを設定する
ヘッダーが設置された

フッターの挿入

同様に「フッター」を設定します。
「ページ番号」は上記にも書いたように「フッター」と「ヘッダー」両方に設置することもできますし、いずれか片方だけ設置することもできます。

ヘッダーにページ番号を挿入します

挿入された「ヘッダー」と「フッター」に「ページ番号」を設定します。
「ページ番号」はカーソルの位置に挿入されますのでカーソルの位置を確認します。
①「メニューバー」の「挿入」をクリックして、プルダウンメニューが表示されたら、②「ページ番号」をクリックします。

ヘッダーに「ページ番号」が表示された状態

フッターに「ページ番号」を挿入します

同じように「フッター」の「ページ番号」を挿入します。
カーソルの位置が「フッター」にあることを確認します。
①次に「メニューバー」の「挿入」をクリックして表示されたプルダウンメニューから、②「ページ番号」をクリックします。

無事に「フッター」に「ページ番号」が「挿入」されました。

ページ番号の挿入方法は以上です。

ページ番号の削除

ヘッダーやフッターからページ番号だけを削除する

①削除する「ページ番号」をドラッグして選択します。

「ページ番号」を選択

②「メニューバー」の「編集」をクリックしてプルダウンメニューを表示します。
③「編集」プルダウンメニューの「切り取り」をクリックします。

「ページ番号」は削除されました。
「ページ番号」を選択した後にキーボード上から「Delete」キーまたは「Back space」キーを押す動作でも同様です。

「フッター」の「ページ番号」の削除も全く同様に行えます。

「ページ番号」をヘッダーとフッターと共に削除する

「ヘッダー」または「フッター」を削除してしまえばそれに伴って「ページ番号」は削除されます。

①「メニューバー」の「挿入」をクリックしてプルダウンメニューを表示させます。
②「ヘッダーおよびフッター」「ヘッダー」とたどり「標準スタイル」をクリックします。

③「ヘッダー」の削除を確認するダイアログが表示されますので、削除を実行する場合は「はい」をクリックします。

「ヘッダー」と共に「ページ番号」も削除されます。

「フッター」と共に「ページ番号」を削除する方法も同様です。
①「メニューバー」の「挿入」をクリックしてプルダウンメニューを表示させます。
②「ヘッダーおよびフッター」「フッター」とたどり「表示させます。

③「フッター」の削除を確認するダイアログが表示されますので実行する場合は「はい」をクリックします。

「フッター」が削除されました。

以上です。


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ページの行数と文字数の設定

ビジネス文書に最適な文字数と行数は?

ビジネス文書に使われる用紙サイズ

ビジネス文書、特に社用文書で多く使われる用紙サイズは「A4」です。
他にも「B5」や「B4」なども使われた経緯がありますが、「B列」はJISの国内規格に準拠した「B 列」であり、現在では多くの会社が国際規格「ISO」準拠である「A列」を使用することが多くなっています。
このLibreoffice Writerでも新しい文書を書き始めるときは自動的に「A4」が選択されます。

A4用紙に適切な文字数や行数は?

次にページごとの行数や一行の文字数に関してですが、
これは特に明確な規定や制限は聞いたことはありません。
しかし、見やすさや体裁を考えると一列40~45文字程度で一ページ内の行数は30行~40行程度です。
もちろんこれら「書体」や「文字の大きさ」によって違いがあります。

行数と文字数の設定の仕方

①「メニューバー」の「書式」をクリックして「プルダウンメニュー」を表示させます。
②表示されたプルダウンメニューの「ページ」項目をクリックして「ページスタイル」ダイアログボックスを表示させます。

③「ページスタイル」ダイアログボックスの「行数と文字数」タブをクリックします。

「行数と文字数」タブをクリックすると「行数と文字数」設定項目が表示されます。
通常は「行数と文字数指定なし」に設定されていて、実際の設定項目である「行数と文字数の設定」がグレーで表示され設定できません。
この場合はフォントの大きさや種類行間や文字間隔などが自動で計算され設定されます。

④行数と文字数を設定するには
「行数と文字数指定(行グリッド線のみ)」
「行数と文字数指定(グリッド線)」
のどちらかを選択する必要があります。
ちなみにこの違いは(行グリッド線)は行間に線が引かれる、
(グリッド線)は行間に加えて文字間にも線が引かれる事です。

⑤フォントの種類やサイズによって1ページの行数や1行の文字数が変わるので本文で使用する文字のサイズを目安に入力します。
⑥設定したい「ページ単位の行数」と「行単位の文字数」を任意の値で設定します。
⑦設定が完了し、反映させる場合は「OK」ボタンをクリックします。

上記の設定条件で実際の画面は以下のように表示されます。

以上


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文字数のカウント 文字数の表示

文書全体の文字数を調べる

文字数を数えたい場合があります。文字数は通常最下段の「ステータスバー」の左から2番目のボックスに表示されています。

ステータスバーをクリックする

さらにこの「ステータスバー」の左から2番目のボックスをクリックすることにより「文字カウント」ダイアログが表示され詳細が表示されます。

「文字カウント」ダイアログの表示

メニューバーの「ツール」から

メニューバーの「ツール」をクリックしたプルダウンメニューにも「文字カウント」ダイアログを表示させることができます。

結果は全く同様です。

特定の場所の文字数を数えるには選択してから
「文字カウント」ダイアログを表示します

文字数を数えたい部分をマウスでドラッグして選択します。(例では文書タイトルとします。)

以上


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文字サイズの変更

フォント=字体を変更する場合と文字の大きさを変更する場合の操作の方法を紹介します。

「フォントの種類」と「フォントサイズ」の変更

リブレオフィス・ライターでは、3種類の方法がありますので、操作のしやすい、あるいは覚えやすい方法でフォントとフォントサイズを変更します。いずれも変更結果は同じです。

【書式ツールバーからフォントとフォントサイズを変更する】

1.キーボードから入力した文字の字体を変更する場合は、

①最初にフォントを変更する文字を選択します。

2.書式ツールバーからフォントを変更(字体を変える)

書式ツールバーにある

②「フォントリストボックス」の下矢印をクリックして「プルダウンメニュー」を表示させ、

③リストの中から使用するフォントをクリックして選択します。

3.フォントサイズの変更(フォントの大きさを変える)

④同じく書式設定ツールバーのフォント名の右側にある「フォントサイズメニュー」の右矢印をクリックし、プルダウンメニューから任意のサイズ(ここでは13pt)をクリックします。

【注意】
フォント変更時の注意点

フォント(字体)や文字の大きさを変更すると行の高さや幅が変化します。著しく不自然な場合は、行間や文字間隔の調整をする必要があります。

【メインメニューからフォントとフォントサイズを変更する】

1.①フォントを変更する文字をマウスでドラッグして選択します。

2.メニューバーの「書式」からフォントとフォントサイズを変更する。

②メインメニューの書式をクリックしてプルダウンメニューを表示させます。

③表示されたプルダウンメニューの「文字」をクリックします。

「文字」設定ダイアログが表示されます。

3.フォント(=字体)の変更

④「文字」設定ダイアログ内のタブが「フォント」タブであることを確認し、下記画面と異なる表示の場合は、「フォント」タブをクリックしてます。

⑤「フォント」リストの矢印をクリックして、プルダウンメニューを表示させます。

⑥表示されたプルダウンメニューから任意のフォント名(ここでは游明朝)をクリックします。

4.フォントサイズ(=文字の大きさ)の変更

フォントサイズを変更する場合は、「フォント」リストから一つおいて、右側にある

⑦フォント「サイズ」リストの矢印をクリックしてプルダウンメニューを表示させます。

⑧表示されたプルダウンメニューから任意のフォントサイズ(ここでは13pt)をクリックします。

5.設定の反映

⑨設定を反映させるには「OK」ボタンをクリックします。

【サイドバーから設定する 】

1.サイドバーからも変更できます。

①フォントを変更する文字または行を選択します。

2.画面の右側のサイドバーのプロパティが表示されていることを確認します。

このサイドバーの「文字」プロパティの

②フォントリストの矢印をクリックしてプルダウンメニューを表示させます。

③プルダウメニューの任意のフォント(ここでは游明朝)をクリックします。

2.フォントサイズの変更

④同様にサイドバーの文字プロパティのフォントサイズリストの矢印をクリックし

⑤表示されたフォントサイズリストから任意のフォントサイズ(この場合は13pt)をクリックします。

以上


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「縦書き」の設定の方法

新しい文書を縦書きで書き出したい

①Libreofficeのアプリケーションを起動し、「新規作成」の「Write文書ドキュメント」をクリックして「白紙」を表示させます。

Writerの新規ドキュメントの作成
新規 白紙の表示

②メニューバーの「書式」のプルダウンメニューから「ページ」をクリックします。

「書式」プルダウンメニューの表示 「ページ」をクリック

③表示された「ページスタイル」ダイアログの「ページ」タグをクリックします。

「ページスタイル」ダイアログが表示される
「ページ」ダイアログの表示

④「ページスタイル」ダイアログボックスの「文字の方向」を「右から左(縦書き)」を選択します。

「文字の方向」を変更する

⑤「文字の方向」の設定が完了したら、「ページスタイル」ダイアログの最下段にある「OK」をクリックしてダイアログが閉じれば設定の完了です。
また、ここでは「印刷の向き」のラジオボタンをクリックすることによって用紙の向きも変更できます。

設定の完了
【書式」→「ページタブ」→「ページ」→「文字の方向」 結果

「横書き」の文書を「縦書き」に変更したい

既に入力済みの横書き文書を縦書きにする場合も操作は全く同様です。
① 縦書きに変更する「横書き文書」を表示させます。

横書きで既に入力してある文書を縦書きにする

②メインメニューの「書式」をクリックしてプルダウンメニューを表示させ、プルダウンメニューの「ページ」項目をクリックします。

横書きで入力した文書を縦書きに変更する

③表示されたページスタイルダイアログの「文字の方向」項目の右にある下矢印をクリックしてプルダウンメニューを表示させ、「右から左へ(縦書き)」をクリックします。

「縦書き」を「横書き」にする時のページスタイルダイアログのページタグでの設定

③設定を確認してページスタイルダイアログの最下段にある「OK]ボタンをクリックして設定を保存してダイアログを閉じます。

ページスタイルダイアログのページタグでの確認と確定時の「OK」ボタン

④縦書きに変換されました。

数字や記号などは自動的に縦書きに変換されませんので十分に見直して、レイアウトの変更や行数や行の文字数など必要であれば漢数字に変更するなどの注意が必要です。

すでに「横書き」で入力された文書を「縦書き」に変換した結果

用紙の向きを変更する

上記の例では「横書きレイアウト」では1ページに収まりましたが、「縦書きレイアウト」では2ページになってしまいました。この「用紙のレイアウト」もメインメニューの「書式」>「ページ」の「ページスタイル」ダイアログボックスの「ページ」タグで設定します。

用紙の向き変更 ページスタイルダイアログ ページタグでの設定

用紙の向きが変更されました。

用紙の向き変更後の全画面


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例文3 画像のある文書を更新しました。

例文3 リブレオフィス・ライターによる「画像のある文書」の書き方について更新しました。
社内報や地域の回覧板や近隣へのお知らせ文書等を念頭に「図形描画」や「写真画像の取込方」の方法を説明しています。
ワープロ初心者の方、これから始められる方、ちょっと苦手な方、できるだけ全手順でご説明しています。
今後もまだまだ更新します。よろしくお願いいたします。